当ブログではアフィリエイト広告を利用しています

【50代女性の趣味】お香や香道とは?お香の基本や源氏香のやり方も!

お香を知りたい

香道ってなに?

お香はどうやってつかうのかな?

今回はこのようなお悩みを解決します。

テーマは「お香」です。

お香と言えば「蚊取り線香」「お線香」といったイメージで、お寺やお墓?仏事のイメージを持つ方が多いと思います。

そして、なんだか難しそうな和の趣味、というイメージです。

そんなお香。じつはお香には様々な効果があります。

最近は見た目がかわいいお香や道具も増えてますし、日常生活でも楽しみやすくなっています。

新しい趣味としておすすめの「お香」について紹介します。

お香は樹木、樹脂、果実などの天然原料が使われます。

それらを刻んだり粉にしたものを混ぜて作ります。「白檀(びゃくだん)の香り」なんかはとても有名ですよね。

簡単なお香の歴史を紹介します

日本では仏教とともに伝来しました。

それまで杉やヒノキといった素朴な木の香りしか知らなかった日本に沈香や白檀といった濃厚な香りが持ち込まれました。

平安時代になると、仏教だけでなく貴族の趣味としても広がるようになりました。このころからお香は仏事だけでなく、「空薫物」といって薫物(たきもの、練香のこと)の香りを楽しんだり、衣装に香りをつけたり、「香りを楽しむ」ことが広まりました

平安末期から鎌倉時代にかけては貴族階級が衰退し武家社会になります。それに伴って落ち着いた香りが人気になります。またこの時代からは香木が主流になっていきます。

香木の魅力はやがて香道につながります。東山文化の文化人らによって、文化に発展したのです。

いろんなお香がある。3つのタイプが知りたい

お香は大きく以下の3つのタイプに分かれます。

  • 火をつけるタイプ
  • 加熱するタイプ
  • 常温で香るタイプ

1.火をつけるタイプ

火をつけて香りをだす、いわゆる「お香」のイメージのタイプです。

例を紹介

スティック型、コーン型、渦巻型、抹香、焼香などがあります。

スティック型

仏前にそなえる線香でおなじみのタイプ。

渦巻き型

蚊取り線香で人気!

燃焼時間が長いです。

コーン型

香皿におくだけでつかえるので便利。下へ行くほど煙が多くなります。

2.加熱するタイプ

熱であたためることで、煙を出さずに香りを楽しみます。煙が出ないので、純粋に香りを楽しめます。

このタイプのお香は聞香・空薫の2つの楽しみ方があります。

香木

沈香、伽羅、白檀など、香の原料となるきを削り刻んだものです。

練香

粉末にして光や梅肉、済などと煉り合せたもの。

印香

粉末にした原材料を方で押し固めて乾燥したもの。

いろんな形があってかわいい!

聞香(もんこう)

香りをたいて香りを楽しむことを「聞く」と表現します。

聞香(もんこう)は、手のひらサイズの香炉に香木を乗せ加熱し、香りをききます。

空薫(そらだき)

香木、練香、印香などに間接的に熱を加えて(あたたまった灰の上におくなど)たきます。広い空間で香りを楽しめます。

3.常温で香るタイプ

揮発性の高い香料を細かく刻んだり、粉末を使用するなど、加熱せずに香原料をつかってほのかな香りを楽しむものです。

匂い袋、塗香、文香などがあります。

匂袋

香原料を刻み袋に詰めたもの

塗香(ずこう)

粉末にした香原料を調合したお香。手のひらに塗って清めるために使います。

最近は香水代わりに使われることも増えてきました。

文香(ふみこう)

少量の香りを和紙に閉じ込めたもの。手紙に同封したりします。

お香のメリット

お香を趣味にするメリットは以下が考えられます。

  • リラックス効果、ストレス軽減
  • 瞑想やヨガのサポート
  • 伝統文化とのつながり

お香の楽しみ方

普段の暮らしに、お香を取り入れることができます。

どんな道具があるの?

お香を楽しむ時には火を使わない手軽な方法もありますし、好みやライフスタイルに合わせるといいですよ。

香立て・香皿・香台

  • 香立て: 小さな穴にお線香を立てて使用します。
  • 香皿: 灰受けのついていない香立を乗せて使用する、不燃性のお皿です。
  • 香台: 香皿一体型のお香立てです。

コーン型やスティック型など線香に使用します。

陶器やガラス製、金属性、木製など材質も値段も様々です。

香炉

お香やお線香を焚く容器のことで、仏事用から現代風なデザインものなどさまざまです。

渦巻用香炉

香炉でも渦巻線香用の香炉です。

香皿に置かないで使用でき、手入れも簡単です。

電気香炉

火が使えない場所でもお香を楽しむことができます!適切な温度へ調節する機能があるので、初心者も使いやすいです。

こんな場所で・・・

  • 玄関で・・・品のある香り、落ち着く香りでおもてなししたいですね。
  • 寝室で・・・リラックス系の香りで安眠につなげたい
  • クローゼットで・・・防虫効果がある掛香をしましょう。天然の原料なので安心。
  • おてがみに・・・お気に入りの香りを紙に移します。

ルームフレグランスもいいけど、お香も素敵です!

香道とは。みやびな「源氏香」が気になる!

香道は、茶道や華道などと同じような和の文化の一つです。

香木を焚いてその香りを楽しみます。

一定の作法のもとに香木をたき、立ち上る香気の違いをききわけつつ、古典的な詩歌や故事、情景を鑑賞する文学性、精神性の高い芸道です。

有名なのは「組香」と呼ばれるもの。

違う香りの香木を何種類か用意して、それらを参加者が順番に聞いて(においをかぐ)、香りの違いを聞き分けます。

多くは和歌や物語、季節の風物などをテーマがあり、「源氏物語」「古今和歌集」などと結びついた題材があります。

「源氏香」は組香の中で最も有名です!

源氏香のやりかた
  • 5種類の香木を用意し、5片ずつ切り出して紙に包み計25包作ります
  • その中から無作為に5包選び、たきます
  • 香を聞いた順に右から縦線を5本ひき、同じ香りだと思ったもの同士を横線でつなぎます。
  • あてます!

たとえば・・・!

なんとも優雅な遊び!

香りを作る楽しみ

むかし大好きだった匂袋!その香りにトリコになりました~

タンスに入れて、いい香りを漂わせましょう。

匂い袋の作り方は簡単です。

用意するもの:

・ちいさな巾着袋

・細かくした香原料

・わた

・ひも

1.巾着袋に香料を入れる

2.綿をいれる

3.巾着の口を蛇腹に折る。ひもを巻いて縛り、むすぶ

完成!!

お香がこぼれるのが気になる方は、お茶パックなどを使用するといいですよ!

さいごに

道具やイメージで、私たちからかけ離れたように感じるお香の世界ですが、案外取り入れやすいものです。

伝統的な作法を学びながら、香りの世界を楽しむことは、現代社会において貴重な体験と言えるでしょう。

お香は、季節や気分に合わせて香りを変え楽しむことができます。

お香をたく時間は自分に向き合う時間。心静かに楽しむことで、心身共にリフレッシュできますね。

おすすめワークショップ