・抹茶を自分でたてて飲みたい
・年齢をいかした趣味をさがしている
・和の趣味をはじめたい
・50代からでも茶道をはじめられる?
・正座できなくても茶道ってできるの?
今回はこのようなお悩みを解決します。
50代の女性は子育てがひと段落し、ようやく自分自身に意識が向けられるようになってきたころです。
これから先の人生、生活にハリがでるような趣味を持ちたいですよね。
でも、新しいことを始めるには勇気がいります。
若い人がたくさんいる中でポツンとするのはいやだし、みんなに気を使われるとおもうと気が引けます。
でも!
50代という年齢がしっくりくる趣味というものもあります。
人生経験があり、知識や常識を備えた世代である50代は、「和」の趣味がしっくりきます。
私も茶道経験者です!3年ほど習っていました。
お免状ももっています。
今回は、そのひとつである、「茶道」について解説します。
私は(ずいぶん昔ですが)一時期「和」テイストにハマったことがあり、そのころ3年ほど表千家の茶道を習ったことがあります。記憶力が悪い私は、手順がなかなか覚えられなくて苦労しました。
でも、一緒にいただけるお菓子がおいしくて!お稽古のたびおいしいお抹茶とお菓子で幸せを感じていました💕
- 50代にとっての茶道の魅力とおすすめポイント
- 茶道の流派
- 正座がツライ人でも茶道ができる?!
茶道やってみたい!と思われている方はぜひ参考にしてみてください
50代女性には、「茶道」が効果的でおすすめです!
茶道は、単にお抹茶をいただくだけの作法ではありません。
茶室という空間で行う所作のひとつひとつに、深い意味が込められています。
茶道を通じて、以下が身に着くとても有意義な趣味なんですよ!
- 心を落ち着かせ、癒しになる
- 礼儀作法が身に着く
- 美意識をはぐくむ
- 日本の伝統文化を楽しめる
- 仲間ができる
- 外国の方に趣味として紹介できる
心を落ち着かせ、癒しになる
茶道はマインドフルネスの要素が大きいです。
茶道具、茶碗、菓子、抹茶の点て方など、一つ一つの所作に集中する必要がありますし、日常生活の喧騒から離れた静寂の空間で心を落ち着かせることができます。集中力を養い、心を落ち着かせます。
茶道のゆったりしたリズムや静かさは、普段の生活とは全く異なりますので、茶道をすることで、上手にリラックスモードにスイッチを切り替えることができます。
礼儀作法が身に着く
茶道では、挨拶の仕方、座り方、立ち方など、基本的な礼儀作法を学びますし、茶会では、相手への気遣いを忘れない丁寧な言葉遣いも求められます。
こうした礼儀作法を身につけることで、TPOに合わせた適切なコミュニケーションスキルを身につけることができ、相手との接し方がより円滑になり、人間関係を築きやすくなります。
美意識をはぐくむ
茶室の設え、茶道具、飾られている花、いただくお菓子など、茶道には美しいものがたくさんあります。
着ているものも、季節に合った美しい装いを選ぶことになります。
自分自身だけでなく、周囲の人によって気づくことも多いです。(周りも感性と美意識が高い!)
こうした美しいものに触れることで、美意識を高め、感性を磨くことができます
日本の伝統文化を楽しめる
茶道には、長い歴史と伝統があります。
茶道の歴史や文化を学ぶことで、日本の歴史や文化に触れる機会が増え、その豊かな背景や伝統、日本人の精神性や価値観を理解することができます。
茶道を通じて、
- 四季の美しさ
- 日本人の美意識や繊細さ
- 花や草木など季節感の大切さ
- 茶道の精神
を知ることができます。
茶道は、ただお茶をたてるだけでなく、自己成長やこころの平穏を追求するための素晴らしい趣味です。この伝統的な芸術を通じて、豊かな文化的な体験をすることができます。
茶道のお菓子
茶道のお菓子も茶道の魅力の一つです。
通常、その季節に合わせた和菓子をいただきます。
和菓子は、見た目や味わい、季節感があって、茶道の雰囲気と調和しています。
私は「花びら餅」は茶道で初めて知りました!
茶道のお菓子は抹茶をいただく前に食べるのが基本です。茶道のお菓子は、抹茶をより美味しくいただくための大切な要素であり、茶道の精神を体現するものです。
上生菓子と呼ばれる練り切り菓子は、季節の花や果物をはじめとした食材、行事などをモチーフに、細部まで美しく作られていて、目で見るだけでも心が和みます。
また、一口食べると、上品な甘みとほのかな香りが口いっぱいに広がり、至福のひとときを味わえます!
抹茶のほろ苦さと、お菓子の甘みが絶妙!
しあわせ~
抹茶とお菓子をいただくことで、日々の疲れを癒し、豊かな時間を過ごすことができます。
茶道には、多くの「流派」があります。なんと茶道の流派には500以上も種類がある、ともいわれているんですよ!驚きです!
(茶道だけでなく、日本の伝統的な活動には「流派」があることが多いですよね。)
ちなみに私は「表千家」で学びました
なかでも、その中でも三千家とよばれる流派が有名です。
それぞれ、千利休の孫である千宗旦(せんのそうたん)の子どもたちが作ったものです。
流派によって、茶道の所作やお茶の点て方などが異なります。
- 表千家
- 裏千家
- 武者小路千家
簡単に比較するとこんな感じです!
裏千家 | ・最もメジャーで教室も多い ・積極的に新しいスタイルを取り込んでいく ・初心者がはじめやすいよう、門戸が開かれている ・着物や道具は華やか目 ・座り方は足を開き気味 ・お茶は泡がたつ ・抹茶は泡があるのでまろやかな味わい |
表千家 | ・格調高く伝統を重んじる ・着物は地味め ・座る際は男性も女性も足をあまり開かない ・お抹茶はあまり泡立てない ・お抹茶の味がダイレクトに楽しめる |
武者小路千家 | ・もっとも保守的で表千家とよく似たスタイル ・無駄を省いた合理的な作法 ・特に華道との融合を重視 ・お抹茶はあまり泡立てない ・お抹茶の味がダイレクトに楽しめる |
50代になって正座がツライ・・・
茶道なんてできるのかな?
手軽なのがいいんだけど・・・
そんな50代の方におすすめの茶道の方式があります。
「立礼式」「テーブル茶道」といわれるものです。
立礼式茶道(りゅうれいしき)とテーブル茶道って聞いたことありますか?
これらは、伝統的な日本の茶道をより手軽にした形式です。
どちらも、正座を必要としないため、ひざが痛い方や、様々な状況や条件に合わせてお茶を楽しむことができます。
足が痛い方、お年寄りの方、外国の方でも気軽にできるのが特徴です。
立礼式茶道とは
裏千家の流れを汲む、椅子に座って行う茶道です。
お茶をたてる亭主もお客もみんな椅子に座って行います。
テーブル茶道とは
立礼式よりも新しいスタイルの茶道で、抹茶と、抹茶を点てる茶筅さえあればできる茶道のスタイルです。専用の茶道具を揃えなくても、自宅にあるものを使って茶道を楽しむことができます。
茶釜ではなくポットを使ったり、現代人のライフスタイルに合わせて気軽にできるので、近年人気がでています。
比較してみよう
立礼式 | テーブル茶道 | |
---|---|---|
スタイル | テーブルと椅子 | テーブルと椅子 |
お茶をたてる場所 | 立礼棚という棚を使うことが多い | どこでもOK、お盆の上で行う盆略点前が多い |
作法 | 座礼に準じる | 自由度が高い |
道具 | 釜や柄杓など、座礼と同じ物を使用 | 鉄瓶、ポットなど手軽な道具でOK |
資格など | 流派により許状などの制度あり | 日本テーブル茶道協会により独自の認定資格 |
茶道教室は、全国各地にたくさんあります!
本格的に茶道の道を極めて、継続していきたいようでしたら、個人の茶道教室がおすすめです。
趣味の一環として始めたいのでしたらカルチャースクールがおすすめです
体験や見学ができることが多いので、ぜひ一度足をはこんでみてください。
- 地域の茶道教室
- カルチャーセンター
- 茶道協会が主宰する教室
- 個人教室
- ワークショップ
- オンラインや書籍
また、教室を探す際は、以下の点を考慮し、自分にあった教室を探しましょう
- 場所
- 料金
- 流派
- 講師の経験や人柄、雰囲気
- 教室の雰囲気や年齢層、評判
参考サイト
さいごに
50代の趣味の「茶道」について解説しました。
伝統的なスタイルの茶道も素敵ですし、現代風にアレンジした茶道も素敵。
ご自身の好みやライフスタイルに合わせて選ぶといいですね。
茶道の心は「一期一会」です。
心からのもてなしができるように、茶道のこころを身に着けたいですね。
- 心を落ち着かせ、癒しになる
- 礼儀作法が身に着く
- 美意識をはぐくむ
- 日本の伝統文化を楽しめる
- 仲間ができる
- 外国の方に趣味として紹介できる